私たち家族は娘が小学校に入学するタイミングで、夫の転勤が決まり青森に引っ越して来ました。
私自身も父が転勤族だったので、北海道と埼玉の小学校に通学していたことがあります。
北海道の小学校は自宅から徒歩15分、埼玉の小学校は自宅から20分でした。
友達と一緒にゆっくり歩いて登校するので早めに家を出発していましたが、8時より前に家を出ていれば十分間に合うくらいでした。
関西に住むTwitterのフォロワーさんからも「こっちは8時に校門が開くよ」と教えていただきました。
ちなみに、娘は7時30分よりも前に家を出発します。
そんなに早く登校するなんて、青森の小学校はずいぶんと朝早く登校するなと感じていました。
私もPTA活動で娘と朝一緒に登校することがあるのですが、その場合は家を出るのは7時30分よりも前です。
なぜなら、青森市の小学校は朝の活動開始時間が早いからなのです。
青森市の小学校にお子さんが通われている方も、他の地域の小学校のことをご存じない方には「青森の小学校ってそうだったの?」ということが伝わればいいなと思います。
それではご紹介しますね。
青森市の小学校は登校時間、校門が開く時間が早い
青森には登校班(通学班)がない
始業の前に「朝の活動・朝休み・読書の時間」がある
青森県が早起き日本一である
青森市の小学校の朝は早い
私もPTA活動(絵本の読み聞かせ)のため、子供と一緒に小学校へ登校する時があります。
家を出るのは7時25分。(小学校までの距離にもよると思いますが……)
青森の小学校は朝の活動開始時間がとても早いです。
釧路に住んでいた1年、娘が釧路の小学校に進学する前提で2~3年は住むだろうと借りた家は、小学校から5分ほどの距離でした。
近所の小学生のお子さんたちは7時50分頃に家を出ていて8時までに着けばいいようでした。
小学校までの距離にもよると思いますが、8時30分から授業開始であればおおよそ8時前後くらいに家を出るお子さんが多いのではないかと感じます。
北日本には登校班がない?
私が北海道の小学校から転校して卒業までの半年間通った埼玉県の小学校には、登校班(通学班)がありました。
関東では近所の1年生から6年生までのお子さんたちと一緒に登校する、登校班がわりとあるようです。
地域によっては都内などでも道幅の狭さや人口密集具合などにより、登校班を実施していない地域もあるようです。
登校班トラブルなども耳にするので、良し悪しもあるのかなと感じます。
栃木の小学校にも登校班があるようで、朝何時にどこが集合場所など先輩ママさんが話してくれたことがありました。
ちなみに、北海道や青森では登校班があるということを聞いたことがありません。
青森の小学校のお子さん達は、お友達と一緒に登校する子や、自分のペースで各自登校する子、仕事へ向かうお父さんお母さんと一緒に登校したり、仕事のついでに車で送ってもらう子、自宅近くのバス停からバスを使ってなど、様々な方法で登校しています。
(※青森市営バスは小学生パスがあれば無料で乗ることができます)
もしかしたら北日本には登校班がある地域がないか、少ないのかもしれません。
東北や北海道でも登校班があるよ~という方は是非、教えてください。
青森の小学生は授業前に何をしている?
授業が始まる時間は8時30分。
これは恐らくどこの地域の学校も大体同じでしょう。
授業が始まる前の時間は一体何をしているのでしょうか?
7時50分までに着席
8時からは朝の活動の時間、読書の時間、朝の会の時間というものがあるのだそうです。
曜日によっては全校集会などもその時間に開催されるようです。(現在はオンライン)
なんと!どうやら7時50分までに、教室の自分の席に着席していなくてはならないようなのです。(クラスによっては5分前の、7時45分のクラスもあるようです)
遅くても7時55分までに児童玄関に入っておかなければならないようです。
というのも、児童玄関の鍵を閉められてしまい、それよりも遅れてしまった時はインターホンを鳴らして職員玄関から入らなければならないのです。
職員玄関でインターホン鳴らすのはドキドキしますね
朝の活動の前の時間・朝休み
7時50分、クラスによっては7時45分までに教室の自分の席に着席していなくてはならないようですが、それよりも早く学校へ到着したお子さん達が何をしているのかを、娘に聞きました。
- 体育館で遊ぶ(学年ごとに割り当ての曜日が決まっている)
- 校庭でマラソンをする(雪が積もっていない季節限定)
- 校庭で遊ぶ(冬は除く)
- 教室で遊ぶ、朝の準備をする
などのようです。
ちなみにその時間のことを、朝休みと呼んでいました。
登校してすぐの、朝の活動よりも前の時間帯のことをそう呼んでいる様です。(初めて耳にする言葉です)
朝の活動と読書の時間
ちなみに8時から始まる朝の活動と読書の時間帯を利用して、PTAとして朝の読み聞かせを年間数回やらせて頂いています。
朝、読書の時間が設けられているのは有難いですね。
娘は年間数百冊の本を読みますが、普段あまり本を読む機会がないお子さんにとって読書の時間はとても意味のある時間なのではないかと思います。
早寝早起き全国1位の青森県
関西に住むTwitterのフォロワーさんから「こっちは8時に校門が開くよ」と教えていただきました。
やっぱり青森はとても早いようです。
このことを調べている中でわかったことがありました。
総務(そうむ)省(しょう)の2006年社会生活基本(きほん)調査(ちょうさ)によると、青森県民の平均(へいきん)起床(きしょう)(起きる)時間は午前6時22分。岩手県と並(なら)んで一番早いことが分かりました。就寝(しゅうしん)(寝る)時間も午後10時32分と日本で最も早く、2位の岩手県より5分も早いです。
週刊JuniJuni 東奥小中学生新聞 2011年12月20日掲載
青森県の「東奥小中学生新聞」の中にも記載されているとおり
青森県は早寝早起き全国1位の県であることもわかりました。
調査によると、起床時間の全国平均は6時37分。
MACHI LOG [規則正しい生活を送る青森県民! 地域別に見る行動の平均時間が面白い]
日本で1番早起きの県となった青森県は6時19分で、最下位の東京都6時52分と約30分の差があります。一方の就寝時間においても青森県が1番早く22時35分。こちらも最下位の東京都とは1時間弱の差があります。
早寝早起きの青森県の睡眠時間は日本で1番長い秋田県の8時間2分に次いで2番目の8時間1分。睡眠時間もたっぷりととっています。
平日の仕事への出勤時刻、帰宅時刻をみてみると、早起きの青森県がここでも第1位。
6時19分に起きて8時4分に出勤という流れとなっています。
早寝早起きだけでなく、出勤時間も全国1位ということもわかりました。
そういうわけなので、朝早く出勤される保護者の方が多いということもあり、青森の小学校の校門が開く時間が早いということもわかりました。
先生たちの出勤も早いということでしょうか。
どちらにしてもお仕事をされている保護者の方々にとっても非常に助かるのではないでしょうか。
まとめ | 保護者も早いし小学生も早い
このように、青森市は早寝早起きのため出勤時間も早く、小学校の校門が開く時間もとても早いことが他の地域よりも早いことがわかりました。
そして、青森市の小学校では8時からの朝の活動や読書の時間を設けているため、7時50分には教室の自分の席に着席しておく必要があるようです。
7時30分よりも前に児童玄関の鍵を開け、先生たちも朝の挨拶運動や見守りをしてくださっているので、安心です。
早く着いたお子さんたちも、8時からの活動までの時間を有意義に過ごしていることがわかりました。
朝早くから対応して下さる先生たちにも感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございます。